DACセブンサミッツプロジェクト 第1弾

アフリカ大陸
キリマンジャロ

DACセブンサミッツプロジェクトの記念すべき第1弾はアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ。
2012年8月26日、6名の女性社員がキリマンジャロに登頂しました!

キリマンジャロってどんな山?

キリマンジャロはタンザニア東部にあり、標高は5,895m。山脈に属さない独立峰としては世界一の高さを誇ります。美しい山並みと多様な動植物が評価され、1987年にキリマンジャロ山を含むキリマンジャロ国立公園が世界自然遺産に登録されています。赤道近辺ではありますが、標高が高いため高山気候となり、山頂部には氷河も存在します。登山ルートも整備されていて、セブンサミッツの中では難易度は低め。登山家ではなくても、強靭な体力と万全の準備があれば、山頂までの登山を楽しむことができます。とはいえ、標高6,000mせまる世界有数の高峰であることには変わりなく、高山病の対策は必須になります。

キリマンジャロってどんな山?
キリマンジャロってどんな山?

pagetop

DAC登頂隊が辿ったルート

キリマンジャロの主な登山ルートは6本あり、人気の高いマラング・ルートで登頂を目指しました。ジャングル地帯や草原地帯、砂漠など、多彩な景色や独特の植物を見ることができます。下山後はタンザニアの世界遺産・ンゴロンゴロ自然保護区でのサファリを楽しみました。

DACキリマンジャロ隊が辿ったルート
  • キリマンジャロの入り口、マラングゲート。

    キリマンジャロの入り口、マラングゲート。
  • 熱帯雨林のジャングルを抜けていきます。

    熱帯雨林のジャングルを抜けていきます。
  • 岩の断面が白と黒のストライプになっているゼブラロック

    岩の断面が白と黒のストライプになっているゼブラロック
  • 植物が一切無い、岩砂漠を歩きます。紫外線と土ぼこりがヒドイ。

    植物が一切無い、岩砂漠を歩きます。紫外線と土ぼこりがヒドイ。
  • ギルズマンズ到着後のご来光。ウフルピークはまだ先です。

    ギルズマンズ到着後のご来光。ウフルピークはまだ先です。
  • 標高5895mの山頂ウフルピーク!

    標高5,895mの山頂ウフルピーク!

pagetop

登山のポイントと必要なトレーニング

セブンサミッツの中では比較的登りやすいといえるキリマンジャロ。
とはいえ、標高は6000mに近く、酸素の濃度は平地の約半分にもなります。
そうなると個人差はありますが、頭痛、不眠、食欲不振、吐き気など、風邪に似た症状が現れ、ひどい場合には、肺水腫や脳浮腫などの重篤な症状を引き起こすこともあります。
そのため、体力づくりはもちろん、高所に対応できるような低酸素トレーニングが必須となってきます。高度順化するためには日本では【3000m級の山に登る】【低酸素室でトレーニング】の2つの方法があります。
ここでは、セブンサミッツのガイドを務めてくださっている倉岡裕之さんからのワンポイントアドバイスと、実際に登頂隊が行ったトレーニングの様子をご紹介します。

山岳ガイド・倉岡裕之氏のワンポイントアドバイス

技術的に易しいですが、その高度順応スケジュールには命がけ的なところがあり、決して登頂率は高くはないはずです。前に進むしかない登山スケジュールなので日本国内での高度順応が役に立つでしょう。

1961年生まれ。
日本人初の世界七大陸最高峰ガイディング。
エベレスト登頂回数は8 回を誇り、日本人最多記録を保有している。
日本人では数少ない海外高峰登山ガイドとして活躍中。
日本山岳ガイド協会登攀ガイド。
http://www.hiro-kuraoka.com/

ポイント
日本からの必要日数→10-14日間。
基本山小屋に宿泊しますが、テント泊を選べるルートもあります。高度順応スケジュールがタイトなので事前に富士山、低酸素室などで順応しやすい脳を作っておくことが役に立つでしょう。
赤道直下ですが、山の上では氷点下になり、氷河も存在します。
ナイロビ経由の場合は治安に注意!
おすすめトレーニングメニュー
直前の富士登山、できれば山頂宿泊
週末の山歩き
山小屋泊の登山

pagetop

DACキリマンジャロ隊が行ったトレーニング

高所テスト

高山病は個人差が大きいので、まずその個人差を調べてからトレーニングに入ります。

有酸素運動

高山病対策には有酸素運動が効果的。体力づくりの一環として、上野(DAC本社)から千葉県我孫子市(DAC代表宅)まで32kmのウォーキングをしました。

準備運動はしっかりと!

準備運動はしっかりと!

32kmを約6時間半かけて歩きました。

32kmを約6時間半かけて歩きました。

登山訓練

南アルプスにある鳳凰三山、そして富士山は2度にわたり登山。富士山では低酸素で睡眠をとること、どういう行動から高山病になってしまうのかを理解することを目的として訓練しました。

2泊3日で鳳凰三山へ。山小屋にも宿泊しました。

2泊3日で鳳凰三山へ。山小屋にも宿泊しました。

富士山で改めて意思表明!「必ず出来るという信念を持つ」

富士山で改めて意思表明!
「必ず出来るという信念を持つ」

低酸素トレーニング

高所テストを行ったミウラドルフィンズにて。初回4000mの設定から出発が近づくにつれて500mずつ高度を上げていきます。低酸素ルームで運動をしたり、仮眠をとったりして低酸素環境での自身の体質傾向を知り、高所順応させていきます。

血中の酸素飽和度を計測できるパルスオキシメーターをつけて低酸素室にはいります。

血中の酸素飽和度を計測できるパルスオキシメーターをつけて低酸素室にはいります。

低酸素ルームにて踏台昇降運動中。呼吸の仕方が重要です。

低酸素ルームにて踏台昇降運動中。呼吸の仕方が重要です。

pagetop