地方創生事業 - 農業

DACのノウハウから生み出す農業の新たな可能性DACのノウハウから生み出す農業の新たな可能性

DACグループは、「観光」と「雇用」をキーワードに全国展開し、地域社会に深く根を下ろした広告活動を行いながら、地域の発展に貢献してまいりました。
私たちの企業基盤である地域を豊かにしていく仕事として、広告会社の領域を一歩踏み超えて社会に貢献する事業に挑戦していきたいと考えます。

その一つの答えが、農業の六次産業化による、地方創生事業です。

農業の六次産業化とは、一次産業(農林水産業)×二次産業(加工・製造)×三次産業(販売・流通)の一体化によって、地域雇用と所得を確保し、若者や子どもも集落に定住できる社会を構築する動きをさします。
私たちは、広告会社として50年にわたって蓄積してきた「観光」「インバウンド」、さらに「人材採用」ブランディング、マーケティングなどの総合・包括的広告手法を使って、六次産業化を推進していきます。

事例

北海道余市郡仁木町のNIKI Hillsファーム、NIKI Hillsヴィレッジによる六次産業化事例を紹介します。

現状

  • ・仁木町の人口:3500名(2016年)。多くのフルーツ農園が点在しており、出荷量・品質ともに日本でも最高峰です。その一方、農業従事者の高齢化が進んでおり、後継者問題が浮上しています。
  • ・仁木、余市町をつなぐ余市川一帯では、既に数多くのワイン用ブドウが栽培されており、全国ワイン用ブドウの16%が生産され、少なからぬヴィレッジが存在します。しかし9割が他所に醸造を委ねているという状況です。

解決策

六次産業化を進めると同時に、DMO(Destination Marketing Organization)によるワインツーリズム構想

<1次産業>

北海道余市郡仁木町の農業基盤を活かし、地元の農家と連携した良質なワイン用ブドウ栽培。

<2次産業>

収穫されたワイン用ブドウをすみやかに醸造する体制づくり、及びワイン醸造家希望者の誘致

<3次産業>

DACグループの観光・インバウンドリソースを使った観光客誘致と近隣観光地区と連携したその戦略共有

<DMO>

産(経済界)、官(役場)、学(大学)、金(金融機関)、労(労働者)、言(マスコミ)が一体となり地域全体で観光を盛り上げていく町おこし事業の推進

以上の戦略にたって、DACグループは株式会社NIKI Hillsファーム(2014年10月)及び株式会社NIKI Hillsヴィレッジ(2015年1月)を農業法人として設立。2015年7月には広告会社として初めて、北洋6次産業化応援ファンドの認可を受けるに至りました。

(2016年7月、建設中のNIKI Hillsヴィレッジ。)

2015年10月には醸造免許も取得し、近隣農家から取り寄せたワイン用ブドウで初醸造を行い、2016年10月にはケルナー種による白ワイン「HATSUYUKI」を発表しました。

北海道余市郡仁木町でのヴィレッジ事業はスタートしたばかりですが、北海道でしっかりとした成功事例をつくり、全国展開を行っているDACグループのリソースを活用し、広告会社という枠を超えて、地方創生事業に携わっていく決意です。

NIKI HillsヴィレッジWEBサイト http://nikihills.co.jp/